伝説ロマン溢れる津保谷(TSUBODANI)のブログ

岐阜県に流れる長良川支流の津保川上流域に位置する歴史と文化の彩りが色濃く残る地 関市「津保谷」の魅力に迫ります。

道の駅平成の裏山に石碑「令和の道標」誕生!!

いらっしゃいませ!地域創生ライターえさゆうです。

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地方創生ライターえさゆう

道の駅平成の裏山「しあわせの気の森」に新たなパワースポットが誕生しましたので、リポートしていきたいと思います!

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石碑「令和の道標」(しあわせの気の森内)

その名も石碑「令和の道標」。こちら、読み方を「れいわのどうひょう」と読みます。

令和の道標は、元号の地である日本平成村から「令(うるわ)しく平和に生きるために」、また「コロナの終息」を願って作られた重要な石碑です。

 

石碑「令和の道標」は、構想期間を約1年かけて作られました。

石碑に刻まれている文章は、なんと!!元号令和の考案者と目される中西進先生に監修を依頼したとのこと。

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石碑「令和の道標」は中西進先生監修

国を代表する国文学者の先生が監修したとあって、このスポットは今後「津保谷のお宝スポット」となること間違いなしです!

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石碑「令和の道標」除幕式(2021年5月1日)

2021年5月1日には、石碑「令和の道標」の除幕式が行われまして、初披露されました。

本来であれば、石碑「令和の道標」の除幕式に、中西先生にもお越しいただく予定だったそうですが、残念ながらコロナウイルスの影響のためにそれは叶いませんでした。

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屋外スポットのため蜜を避けやすいです

 石碑「令和の道標」は、屋外スポットということもありますので、蜜を避けやすくなっています。

この場所は「令和の感性を育てるための大切な拠点」として、ぜひたくさんの方に訪れていただきたいなと思います。

 

道の駅平成がはじめての方にちょっとだけご紹介

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道の駅平成(岐阜県関市)

石碑「令和の道標」は、道の駅平成裏山のしあわせの木の森内にありますが「そもそも道の駅平成ってどこにあるの?」という方のために、少しだけ説明させていただきます。

道の駅平成は、岐阜県関市の東エリアにありまして、岐阜市から下呂温泉に向かう最短ルートの「県道58号線沿い」にあります。

この地は、もともとは「武儀町(むぎちょう)」と呼ばれる町で、平成17年に関市と合併しました。

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建物正面に「ありがとう!平成時代」の看板

道の駅平成の建物には「ありがとう!平成時代」の看板が掲げられているように、この地は、元号と同字の地「平成(へなり)」という地名があったことで一躍有名になった場所でもあります。

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平成最後の日(2019年4月30日)

昭和から平成にかけてと、平成から令和にかけての改元の際に「二度の平成フィーバー」が訪れ、連日マスコミや観光客でごった返しました。

その時の様子については、別の記事で紹介していますので、よろしければご覧くださいませ。

www.tubodani-blog.net

 

道の駅平成の特産品は「原木椎茸」。菌床椎茸の流通が9割を占める昨今ですが、道の駅平成では「昔ながらの原木栽培」にこだわっています。

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道の駅平成特産「原木椎茸」

原木椎茸は、その字のごとく「木から生える椎茸」のことを指します。原木椎茸は、栽培に手間ひまかかりますが、その身は肉厚で濃厚、極上の食味を誇ります。

椎茸といえば「原木椎茸以外食べられない」というほど、椎茸ファンをうならせています。

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原木椎茸のアヒージョ(えさゆう作)

ちなみに、わたくしえさゆうも原木椎茸が大好きでして、特に「原木椎茸のアヒージョ」なんかを好んで食べております。

 

道の駅平成では、生椎茸や乾燥椎茸はもちろん、原木椎茸を使用した「椎茸すなっく」を販売しています。

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道の駅平成のイチオシ「椎茸すなっく」

椎茸すなっくは、道の駅平成でイチオシの人気商品。しょうゆ味、わさび味、チリ味、カレー味の4つの味があります。

特殊な製法でからりと揚げているため、サクッと軽い歯ざわりと椎茸独特の風味を楽しむことができます。

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平成椎茸園(道の駅平成に併設)

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原木椎茸狩りを楽しむことができます

さらに、道の駅平成に併設する「平成椎茸園」では、予約制にはなりますが、椎茸狩り体験を楽しむこともできますよ!

 

また、あまり知られていませんが、本州最大規模の露地栽培面積を誇る「パッションフルーツ」や伝統の保存食「玉みそ」なども特産品になっています。

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パッションフルーツ(関市産)

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伝統の保存食「玉みそ」

どれもこれも、この地域を代表する特産品ですので、ぜひぜひ試してみてください!

本当は、もっともっと道の駅平成の魅力をお伝えしたいところですが、今回は石碑「令和の道標」の記事を書いていますので、これぐらいにしておきます(^^)v 

こちらに道の駅平成ホームページのリンク貼っておきますので、ぜひぜひご覧ください♪

michinoekiheisei.jimdofree.com

 

令和への道標は、道の駅平成裏山の「しあわせの気の森」内にあり

道の駅平成の裏山には「しあわせの気の森」がありまして、森の中に入っていくと、不思議なパワースポットが現れます。

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池の周りがパワースポットになっています

この場所は、天の気と地の気が融合しあう場所とのことで、不動明王のご霊魂がこの地にある池を守護しています。

この森に入ってくると、何やらひんやりとした神秘的な感じが伝わってきます!都会の喧騒を忘れ、ちょっとした森林浴にも最適ですよ♪

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元号しあわせの架け橋

池の真ん中に架けられている橋は「元号しあわせの架け橋」と呼ばれています。2019年4月30日に「平成から令和への架け橋」としてつくられたものです。

この橋の渡り方のポイントなどは、こちらの記事にまとめましたので、よろしければご覧ください!

www.tubodani-blog.net

 

以前は、この池にたどり着くまでに、結構な坂道を登っていく必要がありましたが、2020年に登り道が整備されました。

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2020年に登り道が整備されました

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手すりもついてさらに登りやすくなりました

手すりも設置されて、本当に登りやすくなりました!

以前、えさゆうは、3往復ぐらいしただけで筋肉痛になるほど(運動不足!!)の坂道だったので、本当にうれしく思います♪

(いや、本当に結構な坂道でしたからね・・・)

 

さてさて、石碑の場所についてですが、元号しあわせの架け橋を渡り切った先にあります。

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架け橋を渡って石碑を見るのが正しい順路

石碑「令和の道標」は、平成から令和への架け橋を渡った後にご覧いただくというのが正式な順路になります。

 

新型コロナウイルスの影響で、中々こちらの方までお出かけいただくことが難しい方々もいらっしゃることと思いますので、石碑に刻まれている文章を転載しておきますね!

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石碑「令和の道標」(右側)

令和の道標

令(うるわ)しく平和に生きるために

 

戦争のなき平成を受け継ぎて我等平和の世界築かむ

和(わ)の心支えし基は人びとのともに凡夫の心の自覚

阿育(アショカ)王一大国家つくりしは篤く三宝敬う心

日の本の伝統受けし詩の心今になお国の力を強む

ま厳(きび)しき冬の寒さを耐えぬきて梅鏡前の粉を披(ひら)きたり

 

令和三年三月吉日

元号のしあわせの架橋の会 謹詠

国文学者 中西 進 監修

 

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石碑「令和の道標」(左側)

令和が、平成の上に築かれていくべきことは、言を俟たないだろう。

昭和と名乗りながら戦争の大惨劇に終わってしまった和を、平成の後の基盤として、「令」たる平和を築くことが令和の理想となるだろう。

二〇一八年暮れ、天皇陛下(当時)はご誕生日の記者会見で平成の御治世を振り返り、平成の時代が戦争のなかった時代として終ろうとしていると発言された。

国民の大多数は、この言葉に驚倒したのではないか。

あのおびただしい戦地への行幸は「非戦の平成」を自ら守り抜こうとする、悲痛ともいえる覚悟のうえでの行幸だったことが、明らかにされたのだから。

日本の天皇は『古今和歌集』をはじめとする勅撰集を数多く作り、天皇や皇族は今日に至るまで詩心を重んじてきた。朝廷もまた詩心を重視し、日本は「歌人政治」に努めてきたのである。

 

令和三年三月吉日

元号しあわせの架け橋の会 謹書

国文学者 中西 進 監修

 

石碑に書かれている内容説明や解説については、わたくしえさゆうなどが語れるような内容ではありませんので、

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元号しあわせの架け橋の会 山村誠示会長

この石碑を制作された元号しあわせの架け橋の会の山村誠志会長に石碑への想いをインタビューさせていただきました!

 

えさゆう:なぜ、石碑を建てようと思ったのですが?


山村会長:この石碑は、中西進先生の著書「令(うるわ)しく平和に生きるために」からの引用です。

元号の地である日本平成村から、人づくり・地域づくり・国づくりを行っていくためのシンボルとして建立しました。また、新型コロナウイルスの終息への願いも込められています。

石碑の除幕式は2021年5月1日に行われましたが、構想から完成まで一年の歳月を要しました。

 

 

えさゆう:石碑をどのような方々に見てもらいたいですか?

 

山村会長:特に、これからの時代を担う子どもたちに見てもらいたいです。教育の見本として、感性を磨いていってほしい。

今回はコロナウイルスの影響により自粛しましたが、歌会などを開いて「万葉の里」としてこの地を盛り上げていきたいです。

 

 

えさゆう:石碑を見てもらって、どのような想いを抱いてもらいたいですか?

 

山村会長:先ず、元号とは何か?ということを知ってもらいたいです。元号を、生きる指標として社会づくりを行っていきたいと思います。

 

 

えさゆう:石碑を制作するうえでこだわった(形状や大きさなど)点はありますか?

 

山村会長:石碑のすぐ裏に梅の木を植えたことです。

石碑に刻まれた和歌にもあるように「厳しい冬を過ごして、きれいな梅が咲く」ということを表現しようと思いました。

人々が美しい心を寄せ合うという令和の文化を形で表しました。

 

 

えさゆう:石碑に掲載する言葉はどのように選んだのですか?

 

山村会長:中西進先生の著書「令しく平和に生きるために」から引用し、元号しあわせの架け橋の会が謹書し、中西先生に監修していただきました。

架け橋の会のメンバーと吟味を重ねまして、現在の文章にまとまりました。

 

 

えさゆう:石碑を制作するまでに困ったことはありましたか?

 

山村会長:本当に多くの人に賛同していただきました。美しい心を寄せ合う中で、これを生むことができたと感じています。

ぜひ、たくさんの方に石碑「令和の道標」をご覧いただきたいと思います。

 

 

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令(うるわ)しくと読まれていることに注目

お伝えしたい内容がたくさんありましたので、4,000文を超える長文になってしまいました!

このあとは、ぜひ現地で石碑をご覧いただき、いろいろなものを感じ取っていただければと思います。

もし、石碑の内容を詳しく理解したいという方は、事前に中西進先生の著書「令しく平成に生きるために」を読んでいただくのをオススメします^ ^

 

 

ではでは〜♪

 

 

石碑「令和の道標」

場所:岐阜県関市下之保2545(道の駅平成裏山のしあわせの気の森内)

アクセス:道の駅平成から徒歩2分

 

お問い合わせ

元号しあわせの架け橋の会(NPO法人日本平成村内)

0575-49-2855